「がんばりが足りない」はひどい

自分で言うのもなんだけど物心ついてから、かなり頑張っていると思う。

だから、当時勤めていた会社の上司に評価面接の時言われた「がんばりが足りない」は強烈に覚えてるし具合が悪いといまでも泣く。

よく、心が病んでいる人に「がんばれ」と言ってはいけないとは言うが、そんなことはどうでもいいくらい酷い。「がんばれ」なら「もう頑張ってます」とか「(これ以上はもう)無理です」とか返事のしようがあるけれど、それでも「がんばりが足りない」って言われちゃったら「はい、そうですか、お役に立てずすみません」で終わる。

画像は特に関係ありませんがトーマス・マンの「魔の山」

かく言う私も、一応、誰に対しても「がんばって」の一言で済ませることは避けている。

言われるなら、似たような意味でも「(具体的に)ここをもう少し頑張ってもらえると嬉しい」とか「もう少し精度を上げてできる?」とか「難しかったらできる人に回して少しずつでもいいから覚えようか」とか……痛い目見たあとの今ならいくらでも思いつく。

知らない間に誰かを傷つけて生きていくものか。冷えた白ワインが飲みたい。

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