私からすると全く失敗には見えないばーばの結婚ではあるけれど、ばーばからするとお手伝いさんもいるような東京のお家から嫁に来て、お姑さんや小姑さんにいびられたなどで不満いっぱいの結婚だったらしい。
物心ついた頃から何度も聞いた。おかげさまで私は、結婚をしなくても良いという考え方が私の中でもしっくり来る前に結婚してしまった……
むかしはお茶やお花も楽しみと言うよりは花嫁修業の1種だったのかもしれない。そういえば2人とも持っている華道の看板だけれども、ばーばはあまり好きそうではなかったな。私は好きで大人になってからフラワーアレンジメントの講師資格までとるほどはまったけど。
ばーばと過ごす時間が多かったので、じじばばっ子の若年寄からそのまま歳をとりつつある。
結婚しなくてもいいし子どもを必ずしも産まなくてもいいのにね、考えたことないうちに突き進んでしまったわ。光陰矢の如し。現状に感謝して大切に過ごすのみ。